ヒガンバナ 陽地の秋開花植物

 

田んぼの畦の群生1 98年9月20日
林縁の群生2 20年9月26日
98年9月20日
20年9月20日
ヒガンバナシロバナマンジュシャゲ 12年10月9日
シロバナマンジュシャゲ 同上
 
 科 属 名
『日本の野生植物 草本T』:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
『新維管束植物分類表』:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
 別    名
マンジュシャゲ
 英    名
red spiderlily
 学    名
Lycoris radiata Herb. var. radiata
日本と世界の分布
北海道〜琉球、中国
 生 育 型
多年草
 生 育 場 所
墓地・土手・田んぼの畦など
   開  花  期
9〜10月
 身近な類似種
キツネノカミソリナツズイセン
 メ      モ
古い時代に中国から渡来した外来植物と考えれています。3倍体で種子はできませんが、地下の鱗茎で繁殖する多年草有毒植物。この辺りでは西日本ほど多くありませんが、田んぼの(上段左画像)、林縁(上段右画像)、土手などに生育しています。
は高さ30〜60cm。は厚く光沢があり、花が終わってから束生し、翌年の早春に枯れます。
は画像のように花茎の先に多数咲きます。花被片は6枚、狭い倒披針形で長さ4〜5.5cmで、強く反り返ります。雄しべは6本、長さ6〜7cm、花被片よりはるかに長く、外に著しく突き出します。
4段目右画像と下段画像の白花はシロバナマンジュシャゲで、学名はLycoris x albiflora Koidz.です。ヒガンバナのように花被片が著しく反り返らず、いくぶん黄色を 帯びた条があります。葉はヒガンバナよりやや広いようです。
この花を見ると秋の到来を感じます。 名前は秋の彼岸頃に花が咲くことに、別名は赤花を表す梵語で曼珠紗華と書くことに、それぞれ由来します。

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