4〜6月

　メ　　　　　　モ

ヨーロッパ・西アジア・北アフリカ原産の有史前帰化植物と考えられています。

高さ50〜100cmの越年草です。

２段目の画像は畑の縁に集団で生育しているもので、最高草高90cm、花序（穂）の長さが平均20cm前後です。下段の画像は3個の小穂がついている成熟期のカラスムギの花序（穂）の一部です。

イネ科の花は小穂（ショウスイ）と呼び、カラスムギの小穂は3個の花（小花という）が集まってできています。長さが約3cmで、下段の画像のように先に4.5cmに達する芒（ノギ）があり、下向きに垂れて着くのが特徴です。

カラスムギは古くから世界の麦作の大害草として知られています。最近わが国でもふえており、麦作の生産安定にとって大きな障害になっています。