1-35 タマアジサイ
タマアジサイの群生と花序の一部(左枠内)                                  
大子町相川新田の林縁 99年8月28日
科属名        ユキノシタ科アジサイ属
全国の分布     福島県〜岐阜県の太平洋側の山地・沢沿いなど
県内の分布     北部・北西部 ○中央部・東部 ○南中央部
開  花  期 6月〜8月
メ    モ      福島県から岐阜県の太平洋側の山地に分布する日本固有種、沢沿いなど湿った場所に生える落葉低木です。高さ2m内外。葉は画像のように長楕円形で、長さ10〜25cm、先は とがり、基部は普通くさび形です。枝先に集散状の花序が生じ、画像の上方に見るような球形の蕾がつきます。蕾は総苞に包まれており、枠内の画像のように花が開くにつれ脱落します。周りの装飾花は画像に見るように長い柄があり、花弁のような萼片は普通4枚で、白色または紫色をおびます。中央の普通花は小さく、花筒は半球形で約1.5mmです。蕾の時は紫色、後に淡紫白色になります。

球形の蕾の形がタマアジサイの名前の由来です。古くからいろいろな園芸種が作出されています。

 
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