3.早春の植物の芽吹き

植物の分布は気温の影響を強く受けます。気温が低い山地には低地では見られない植物が生えています。山の高さによって植物の種類が変わることを植物の垂直分布といいします。下の説明文は富士山の例について解説した御庭の看板です。

今回歩いたコースは下の説明によると、亜高山針葉樹林帯と高山帯の中間を歩いたことになります。ここに記されているような草や木が生えていましたが、平地から見れば未だ早春といった気候でした。このため樹木では、平地でも早いヤナギ類のミヤマヤナギが開花始め、カラマツが葉を開き 始めたところ、草本類はやっと葉を出し始めたばかりでした。以下の写真は歩きながら出あって写した植物の様子です。