科　属　名

『日本の野生植物 草本�V』：キク科キク属

　別　　 　名

アワコガネギク・アブラギク

　学　　　 名

Chrysanthemum setiicuspe (Maxim.) Hand.-Mazz. f. boreale (Makino) H. Ohashi et Yonek.

日本と世界の分布

岩手県以南の東北・関東・近畿・九州北部、朝鮮・中国（北部・東北）

　生　育　型

多年草

　生　育　場　所

林縁・土手など

   開  花  期

10〜11月

　身近な類似種

リュウノウギク（観察サイトでは未確認）

　メ　　　　　　モ

やや乾いた林縁・崖・土手などに生える多年草。この辺りでは斜面林下部(上段 ・2段目画像）などに希に見られますが、生育場所やその個体数が年々減っています。上段画像は2000年11月に撮っもので、セイタカアワダチソウに圧倒され、2003年以降姿を消してしまいました。

茎は上部で枝分かれし 垂れ気味で、高さ0.6〜1.5m。葉身は長さ5〜7cm、幅4〜6cmで羽状に深く裂 け、裂片の先はとがります(3段目画像）。

頭花は径1.5cm位、10月になって画像のように枝先に多数つけます。総苞は長さ4mm、総苞片は3〜4列で覆瓦状、外片は線形〜狭長だ円形。

そう果は長さ長さ1mmほどです。

栽培があり、品種改良の親にも使われています。和名は自生地の京都府東山の菊谷に由来し、別名アワコガネギクは密集する泡のような小黄花という意味です。

 『牛久市版レッドデータブック植物編追補版』 ：「絶滅危惧IB類」

『2012年改訂版茨城県版レッドデータブック植物編』：「準絶滅危惧」

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