メ モ
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メキシコ原産の1年生外来植物。この辺りでは市街地の空地(上段画像）・道ばた・耕作放棄地などに群生しています。
茎は短毛があり、高さ50～200cm、紫褐色を帯び、稜があります。葉は上段画像のように広卵形で、長さ5～15cm、幅4.5～15cm、ふつう3個、ときに5個に中裂、基部は心形、縁は不規則な重鋸歯状で、裂片の先は尖り、表面には細かい毛があり、裏面には突起状の短毛があります。
雌雄同株。雄頭花（下段画像の先の方）は葉腋から出る短い円錐花序につき、雌頭花（下段画像の下の方）は雄花序の下につきます。雄花は黄白色、雌花は淡緑色です。
雌頭花は総苞片が癒着してつぼ形となり、その内に2個の雌花を包み、柱頭を総苞の外へ突き出します。雌総苞が後に肥大したものを果苞と
いい、中に2個の果実（そう果）を包みます。果苞は楕円形で、頂に2個の短いくちばし状突起があり、全面に刺を生じます。そして、刺とくちばしを含め長さ8～14mm、幅6～8㎜。刺は先がかぎ形に曲がり、長さ1～2mmです。3段目画像の雄花序は落下し、果軸が残った状態です。
果実の表面にも細かい毛がまばらに生えています。秋から冬にかけて褐色に熟し、内部が2室で、各室に1個の種子が入っています。
「要注意外来生物」（2015年3月廃止）→「生態系被害防止外来種リスト目次注３②）」
「日本の侵略的外来種ワースト100目次注３①・
『最新日本の外来生物.476頁.平凡社』）」
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