科　属　名

『日本の野生植物 草本�V』：ナス科ナス属

　学　　　 名

Solanum lyratum Thunb. var. lyratum

日本と世界の分布

北海道〜琉球、朝鮮・中国・インドシナ

   生　育　型

つる状多年草

　生　育　場　所

林縁・薮など　　

   開   花   期

8〜9月

　身近な類似種

イガホオズキ・ハダカホウズキ

　メ　　　　　　モ

この辺りでは林縁の藪(上段画像）などに生育する多年草です。

茎はつる状、葉柄で他物にからまります。葉は卵形、先がやや尖ります(上段画像）。柄と葉身の両面に軟毛が密生し、下方の葉は羽裂に裂け、葉身は長さ3〜10cm、幅2〜6cm(上段画像）。全草に腺毛が密生（1〜3段目画像）。

集散花序が葉の反対側または、茎の途中から出ます。花冠は白色、皿形で深く5裂し、径1cm、後に背面に反り返ります（2段目画像）。葯は楕円形で茶褐色、花柱は葯の先へ突き出て目立ちます(２段目画像）。

果実は液果、球形で径8�o、熟して鮮紅色になります(下段画像）。冬枯れのなかの鮮紅色の果実の光景はみごとです(下段画像）。

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