ノヤマトンボ 里山の夏開花植物

 

 
雑木林の開花前個体 10年6月1日 
同左開花個体 13年6月27日
花序の一部 同上
横置きの花 ずい柱・葯・唇弁  背景目盛;0.5mm 09年7月3日
 
 科 属 名
『日本の野生植物 草本T』:ラン科ツレサギソウ属
『新維管束植物分類表』:ラン科ツレサギソウ属
 別    名
オオバノトンボソウ
 学    名
Platanthera minor (Miq.) Reichb.f. var. minor
日本と世界の分布
本州〜九州
 生 育 型
多年草
 生 育 場 所
雑木林 
   開   花   期
6〜7月
 メ      モ
丘陵地の林に生える多年草。この辺りでは下草管理がなされている雑木林(上段画像)に生育する数少ないラン科植物で、個体数も多くありません。
は紡錘形に肥厚する多肉根が数本あります。は高さ30〜60cm、稜角が翼に発達しています。は上段画像のように茎の下部の2〜3個が大きく、上の方ほど小さくなります。
は画像のように黄緑色で、10〜25cmの穂状の花序に20個内外つきます。花の距(キョ)は2段目段画像のように下垂し、長さ12〜15mmに達します。下段画像は、ずい柱・葯・唇弁を上に向けて横置きしたものです。右側に細長のが、その下側の曲がった脈が見えるのが花柄です。
果実は刮ハで、柱状紡錘形です。
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