ミゾハコベ 水辺の夏の開花植物

 

イネ収穫跡田んぼの群生 06年10月4日 
茎と白いひげ根 06年6月30日 
 
 科 属 名
『日本の野生植物 草本U』:ミゾハコベ科ミゾハコベ属
『新維管束植物分類表』ミゾハコベ科ミゾハコベ属
 学    名
Elatine triandra Schkuhr var. pedicellata
日本と世界の分布
本州〜琉球、朝鮮・中国・シベリア・ジャワ・インド・ヨーロッパ・南アフリカ
   生 育 型
1年草
 生 育 場 所
湿地・溝・田んぼなど
   開   花   期
6〜8月
 身近な類似種
ミズハコベ
 メ      モ
田んぼ溝地などの湿った 所に生えるやわらかい小型1年草。見逃し易い小さな植物ですが、この辺りでは夏になると田んぼ(上段画像)で雑草として普通に広く見られます。
は上段画像のように地面をはって枝分かれし、長さ3〜10cmに伸び、株になって絡み合い地面をはいます。そして、下段画像のように節から多数の白いひげ根を土中に伸ばします。は対生し小さく、広披針形〜狭卵形、長さ5〜12mm、幅2〜3mm、葉柄はごく短いか 、無い場合もあります。
も小さく、径1mmほどで、葉腋に淡紅色の1花を咲かせます。
果実は刮ハで、葉腋につき(上段画像)、扁球形の径2mmほどです。この中に長さ約0.5mmの長楕円形の種子が多数入っています。

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