科　属　名

『日本の野生植物 草本�U』：ゴマノハグサ科モウズイカ属

　別　　　 名

ニワタバコ

  英　　　 名

common mullein, flannel plant

　学　 　　名

Verbascum thapsum L.

　日本と世界の分布

北海道〜琉球、ヨーロッパ原産の帰化植物

　生　育　型

多年草

　生　育　場　所

道ばた・土手・荒地・草地など

　開  花  期

6〜10月

　身近な類似種

アレチモウズイカ

　メ　　　　　　モ

明治初年にヨーロッパから観賞用として導入されたものが、現在は全国的に逸出、野生化している越年生外来植物です。この辺りでも、2000年頃から道ばた（上段画像）などで、希に見かけるようになりました。

植物体は画像のように灰白色の星状毛を密生します。茎は直立し、高さ1〜2m(上段画像）。越冬型の根生葉は2段目画像のように長楕円形のロゼットをつくり、長さ10〜30cm、開花時まで残ります。茎 葉は互生し、柄がなく卵状長楕円形で、基部は細くなってひれ（翼）になります。

花は下段画像のように茎の先に長さ50cmほどの総状花序に多数密につきます。花冠は画像のように黄色、左右相称に深く5裂し、径2〜2.5cm。雄 しべは5本で、3本は花糸に白色の長毛を密生します。