科　属　名

『日本の野生植物 草本�V』：キク科ヒヨドリバナ属

　学　　　 名

Eupatorium laciniatum Kitam.

日本と世界の分布

本州（関東西南部以西）〜九州

   生　育　型

多年草

　生　育　場　所

雑木林・林縁など

   開　花  期

6〜10月

　身近な類似種

ヒヨドリバナ・サワヒヨドリ

　メ　　　モ

この辺りでは雑木林で希に見られる多年草で、日本固有種です。

茎は細く（上段画像）、高さ50〜100cmです。葉は対生し、ふつう3裂、裂片は長楕円形または披針形、側裂片は長さ4〜6cm、大きな欠刻があり、頂裂片は長さ7〜8cm（上段画像）。葉の裏面には腺点があります。表面は緑色で、縁にまばらな毛があり、裏面は淡緑色で腺点はなく、脈に沿って毛が散生しています。

頭花は上段画像のように茎の先に 密散房状につきます。小花は5個。総苞は筒状、長さ5〜6mm、黒色で、腺点はありません。冠毛は長さ5mm。

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