ヌスビトハギ 里山の夏 〜秋の開花植物

 

雑木林の群生 09年8月1日
茎上位の葉と花序 00年8月27日
花序の一部 00年7月16日 
豆果 00年9月14日 
 
 科 属 名
『日本の野生植物 草本U』:マメ科ヌスビトハギ属
『新維管束植物分類表』:マメ科ヌスビトハギ属
 学    名
Hylodesmum podocarpum (DC) H. Ohashi et R. R. Mill subsp. oxyphyllum (DC.) H. Ohashi et R. R. var. japonicum (Miq.) H. Ohashi
日本と世界の分布
北海道〜琉球、朝鮮・中国・台湾・ヒマラヤ・ビルマ
   生 育 型
多年草
 生 育 場 所
雑木林・林縁など 
   開  花  期
7〜9月
 身近な類似種
フジカンゾウ・ マルバヌスビトハギ・ヤブハギ
 メ      モ
全国の平地から山地の林縁草地に生える多年草です。この辺りでは雑木林林縁などでふつうに見られます。
根は木質で、は高さ30〜100cm。は茎全体に満遍なくつき、ややうすく 頂小葉は上・中段画像のように卵形または長卵形で長さ4〜8cm、側小葉がやや小さいのが特徴です。
は総状花序を作って咲き(上段画像)、淡紅色で長さ3〜4mmです。
果実(豆果)は下段右画像のように柄があり、 ふつう2個の豆が入り、半月形で長さ5〜7mm、かぎ状の毛があり、衣服などにつき種子を伝播します。
名前の盗人萩(ヌスビトハギ)は泥棒が侵入するとき足音をたてないように歩く足跡に豆果の形が似ていることに由来するそうです。

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