オ ギ 水辺の真夏〜秋開花植物

 

牛久沼畔の群生 01年10月27日 
地下茎 同上
銀色の花序(穂) 14年10月16日

小穂 左:オギ/右:ススキ 05年11月12日

 
 科 属 名
『日本の野生植物 草本T』:イネ科ススキ属
『新維管束植物分類表』:イネ科ススキ属
 学    名
Miscanthus sacchariflorus (Maxim.) Benth.
日本と世界の分布
北海道〜九州、朝鮮・中国(北部・東北)・ウスリー
 生 育 型
多年草
 生 育 場 所
 川岸・沼畔・湿地など
   開  花  期
8〜10月
 身近な類似種
ススキ
 メ      モ
この辺りでは牛久沼の周辺や河川沼の周囲などに広く見られます。群生しているオギの穂は白銀色に光って見えます(上段・3段目画像)。
上段画像は群生の様相で、草高1.8m、穂長24〜38cm。2段目画像の地下茎は扁平で、幅10mm、厚さ6mmです。
ススキに似ていますが、次の点で区別できます。
○オギ 水辺の湿った所に群生します。地下茎を出して広がり、ススキのように大株(叢生)になりません。(稈)が単立し、葉鞘が脱落します。そして、下段左画像のように小穂の基部にある白毛(基毛)が小穂の2〜4倍長く、光沢があります。小穂は無芒です。
ススキ 陸地に生育して叢生し、葉鞘は脱落しません。そして、下段右側のように小穂の白毛(基毛)の長さが小穂と同じ位で、があります。

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