Arisaema thunbergii Blume subsp.urashima (Hara) Ohashi et J.Murata

スギ林、林地周りの木陰

　メ　　　　　　モ

雌雄異株植物。3段目左画像のような地中のいも（球茎）から芽が出て、茎のように伸びた偽茎（ギケイ）に画像のような鳥の足状の葉がつきます。

花は上段・2段目画像のような黒紫色の仏炎苞（ブツエンホウ）と呼ばれる苞の中にあります。

3段目右画像は雌株の仏炎苞を開いたもので、中央の付属体の糸状部分を切り取ってあります。中央の円柱形の緑色の部分を肉穂花序（ニクスイカジョ）と呼び、これが雌花群で小さな花がびっしり並んでいます。肉穂花序の上は付属体といい、3段目画像の仏炎苞の糸状部分につながっています。

和名は漢字の浦島草で、糸状の付属体を浦島太郎が釣糸を垂らしている空想の姿に見立てたものです。