カサスゲ 水辺の春〜初夏開花植物

 

用水路の群生 詳細画像 98年4月29日 

株基部の赤紫色と地下 茎  
 06年4月22日
雄小穂頂生と雌小穂 側生
15年5月2日
地下茎 07年6月27日
 
 科 属 名 『日本の野生植物 草本T』:カヤツリグサ科スゲ属
『新維管束植物分類表』:カヤツリグサ科スゲ属
 学    名 Carex dispalata Boott
日本と世界の分布 北海道〜九州、朝鮮・中国・ウスリー・樺太 
   生  育  型 多年草
 生 育 場 所 用排水路や川沿いの水辺など
   開  花  期 4〜6月
 類 似 種 ウキヤガラ
 メ      モ
この辺りでは、田んぼの用排水路(上段画像)や斜面林下部の溝地などの浅水中に普通に見られます。
高さ50〜100cmの多年草。株基部は赤褐色を 帯び、太くて長い地下茎があります(2段目左〜下段画像)。
頂小穂は雄性、側小穂は雌性 で、には長い葉身があり、鞘はありません(詳細画像@)。雄小穂(画像は花粉を飛ばした後の褐色の葯が目立っています。)は円柱形で長さ4〜7cm、雌小穂は淡緑色で長さ3〜10cm。(詳細画像A)。雌花鱗片は中央に緑脈があり、両側は赤紫色を 帯びています (詳細画像B)。
果胞は無毛で、柱頭は3個です。
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