シオデ 里山の夏開花植物

 

雑木林々床の雄 99年7月8日  
葉の表面・巻ひげ・花序 同右
葉の裏面 09年7月3日
雄株の花序と花:反り返る花被片と雄しべ 10年7月3日
雌花序と雌しべ 14年7月8日
 科 属 名
『日本の野生植物 草本T』:ユリ科シオデ属
『新維管束植物分類表』:サルトリイバラ科サルトリイバラ属
 学    名
Smilax riparia A.DC.
日本と世界の分布
北海道〜九州、朝鮮・中国・ウスリー
 生 育 型
つる性多年草
 生 育 場 所
雑木林
   開   花   期
6〜8月
 身近な類似種
サルトリイバラ
 メ      モ
多年生つる植物です。この辺りでは雑木林(上段画像)に自生していますが、多くありません。つるは2〜3m伸び、葉柄の基部に2段目左画像のような巻きひげがあり、周りの植物などに絡みつきます。
は上段〜4段目画像(2段目は左側)のように葉腋から長い柄を出し、先に散形花序をつけます。雌雄異株。上段・3段目画像は雄株の雄しべで、3段目画像のように6個の淡黄緑色花被片があり、反り返り、雄 しべは6個。4段目画像が雌しべ花被片は長楕円形 、長さ2〜2.5mmで、やはり反り返ります。
果実は液果で、黒色に熟します。
東北地方では、若苗をヒデコなどと呼んで、浸し物として食べる山菜です。

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