科　属　名

『日本の野生植物 草本�U』：トウダイグサ科コミカンソウ属

学  　　　名

Phyllanthus tenellus Roxb.

日本と世界の分布

アフリカ（タンザニア・モザンビーク）、インド洋マスカレーヌ諸島原産の帰化植物、本州（関東以南）〜琉球に帰化

生　育　型

1年草

生　育　場　所

路傍、空地など

開  花  期

8〜9月

身近な類似種

コミカンソウ・ヒメミカンソウ

メ　　　　　　モ

アフリカ原産と考えられている外来植物。この辺りでは2011年にはじめて石塀下の歩道の芝地で発生を確認しました(上段画像）。在来のコミカンソウは果実に突起が密生し、ほぼ無柄ですが、これは果実が平滑で、長い柄があります。

茎は2段目左画像のように直立し、下方から枝を出し、全体に無毛です。葉は楕円形で、長さ0.8〜2.4cm、全縁で、葉柄は長さ0.6〜1.0mmです。托葉は2段目右画像のように細長く先がとがっています。

花序は葉の葉腋に出て、1花序あたり雌花が0〜2個、雄花が1〜6個つきます。子房は無毛で平滑、または小突起があります。

果実は�刮ﾊで、下段画像のように平滑、扁球形で長さ1.3mm、径約2mm、果柄は長さ4〜8mmです。