科　属　名

『日本の野生植物 草本�U』：イネ科エノコログサ属

   英　　　 名

giant foxtail

　学　　　 名

Setaria faberi Herrm.

日本と世界の分布

北海道〜九州、朝鮮・中国、北アメリカへ帰化

　生　育　型

1年草

　生　育　場　所

市街地、家の周り、道ばた、空地、土手、畑、樹園地など

   開  花  期

6〜10月

　身近な類似種

エノコログサ・キンエノコロ・コツブキンエノコロ

　メ　　　　　　モ

エノコログサ属の1年草。この辺りではエノコログサに次いで多く、市街地、道ばた（上段画像）、藪の周り、畑など、いたるところに自生し、ときに群生します 。

稈(茎）は下方で分枝して直立、高さ50〜100cm。葉は扁平、広線形、長さ10〜30cm、幅0.8〜2cmです。

出穂・開花は、多くの図鑑が9〜11月としていますが、この辺りでは7月から開花がはじまります。これらは最近渡来した外来植物の可能性も考えれらます。

花穂（花序）は円柱状で、長さ5〜10cm、先が垂れます。これが垂直に立つエノコログサとの区別点です。

小穂は刺毛がすき間なくついて、長さ2.5〜3mm、第2苞頴が小穂より短いため、護頴の上部が下段左画像のように露出します。この点も、露出しないエノコログサとの違いです。