イ  ヌ  ム  ギ 陽地の春〜夏開花植物
ヤクナガイヌムギ

 

斜面林下部の道ばたのイヌムギの群生 12年5月16日
ヤクナガイヌムギの空地の群生 16年5月1日
イヌムギの小穂
04年5月1日
イヌムギの小花16年5月1日
右:護頴 、左:内頴、目盛1mm

ヤクナガイヌムギの小穂

05年5月5日
同左の小花 16年5月1日
右:護頴、左:内頴、目盛1mm  
上段と同じ場所の積雪下のイヌムギ 13年1月 23日
 
 科 属 名 『日本の野生植物 草本T』:イネ科スズメノチャヒキ属
『新維管束植物分類表』:イネ科スズメノチャヒキ属
 英     名 rescuegrass, California brome
 学    名 イヌムギ;Bromus catharticus Vahl

ヤクナガイヌムギ;Bromus carinatus Hook. et Arm.

日本と世界の分布 北海道〜九州、ヨーロッパ・南北アメリカ
   生 育 型 越年草または多年草
 生 育 場 所 市街地、道ばた、空地、畑、樹園地など
   開  花  期 4〜7月、10〜11月
 身近な類似種 アレチノチャヒキ・カラスムギキツネガヤスズメノチャヒキ・ヒゲナガススメノチャヒキ
 メ      モ
南アメリカ原産の外来植物で最近、この辺りでは増加しています。林縁の道ばた(上段画像)、市街地の歩道脇空地など日当たりのよい場所に生育しています。
(稈)の高さは40〜100cm。緑色が濃く、叢生します。
小穂は画像のように無毛、扁平で緑色を帯び少し光沢があり、長さ2〜3cm、6〜9個の小花からなります。
3段目左画像は閉鎖花の小穂で、小穂左側が第1苞頴右側が第2苞頴で 、長さが不同です。                   3段目右画像は小穂の中の一つの小花を開いて見たもので、左側が内頴右側が護頴です。
イヌムギは内頴の長さが護頴の1/2で、芒が2o以下とされておりますが、この画像では内頴が7mmで、20mmの護頴のほぼ゙1/3、芒が3mmです。
4段目画像はヤクナガイヌムギ開放花です。 左側は黄色い葯が突き出し垂れ下がっている状態です。ヤクナガイヌムギの内頴は長さが護頴の3/4以上、芒の長さが2〜12mmとされていますが、この画像では内頴の長さが護頴のほぼ3/4、芒の長さが7mmです。
和名は犬麦で、役に立たない麦の意味です。
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