タチイヌノフグリ 陽地の春〜夏開花植物

 

駐車場隅の群生 00年4月28日
4裂の花冠の長径4.5mm 09年4月22日
果実と縁の腺毛 05年5月1日 
 科 属 名 『日本の野生植物 草本V』:ゴマノハグサ科クワガタソウ属
『新維管束植物分類表』オオバコ科クワガタソウ属
   英     名 corn speedwell, wall-speedwell
 学    名
Veronica arvensis L.
日本と世界の分布 ヨーッロパ・アフリカ・アジア原産、日本全土に帰化
   生 育 型 越年草
 生 育 場 所 市街地、道ばた、家の周りや駐車場などの空地、土手、畑ほか
  開  花  期 3〜6月 
 身近な類似種 イヌノフグリオオイヌノフグリフラサバソウ クワガタソウ属の葉型
 メ      モ
1883年頃渡来した外来植物。現在はオオイヌノフグリとともに、在来種のイヌノフグリに取って替わりました。越年草で、道ばた空地(上段画像)、土手など日当たりのよい場所に生育していますが、オオイヌノフグリほど多くありません。
は高さ10〜30cmで、基部から枝を分け直立します。は他のクワガタソウ属植物に比べ、太い脈が目立ち 、縁の鋸歯は3〜5対です。上段画像の株は高さ10cmで、花の直径4mmです。
は茎先の葉腋につき、柄がほとんどなく、花に近い上部の葉は披針形の苞になっています(上段画像)。これらが他のイヌノフグリ類との主要な違いです。2段目画像の花は長径4.5mmです。
果実(刮ハ)は下段画像のように倒心臓形で、縁に短い腺毛が生えています。
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