科　属　名

『日本の野生植物』：カヤツリグサ科ホタルイ属

　学　　　 名

Schoenoplectus triqueter (L.) Palla

日本と世界の分布

北海道〜琉球、朝鮮・ウスリー・中国・インドネシア・インド〜よーロッパ

   生　育　型

多年草

　生　育　場　所

湿った空地、放棄田・溝など

   開   花   期

7〜9月

　身近な類似種

 イヌホタルイ・ウキヤガラ・カンガレイ・フトイ・ホタルイ

　メ　　　　　　モ

湿地や耕作放棄田などに生える多年草。 この辺りでは耕作放棄田にみれれます（上段画像）。

3段目右画像のように地下茎があります。茎は高さ50〜100cmで、3段目左画像のように３稜形です。

花序は2段目左画像のように側生状で、4〜5個の小穂からなり、枝は出ないか、出ても少数で短く、無柄のカンガレイと異なります。小穂は２段目右画像のように長楕円形または卵形、1〜3個集まり、長さ7〜12mm、さび褐色です。

果実（そう果）は下段画像のように広倒卵形で、2〜2.5mm、やや平滑で光沢があり、レンズ形、黄褐色です。刺針状花被片は逆刺があり、そう果とほぼ同じ長さで、3〜5個ですが、 下段画像では3個です。この画像で 、そう果より長い線形のものは雄しべの花糸です。柱頭は2分岐です。

『牛市版レッドデータブック植物編追補版』：「準絶滅危惧」

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