ヒメテンツキ 水辺の真夏〜秋開花植物

 

排水路畔の群生 画面背景の背の高い植物がテンツキ 14年9月4日 

休耕田の叢生株 98年8月16日 
小穂 背景の目盛 1mm 14年9月4日
そう果と柱頭 06年10月3日 
 
 科 属 名
『日本の野生植物 草本T』:カヤツリグサ科テンツキ属
『新維管束植物分類表』:カヤツリグサ科テンツキ属
 別    名
ヒメヒラテンツキクサテンツキ
 学    名
Fimbristylis autumnalis (L.) Roem.et.Schult.
日本と世界の分布
北海道〜琉球、朝鮮・中国・北アメリカ
   生 育 型
1年草
 生 育 場 所
湿地・休耕田・田の畦など
   開   花   期
8〜10月
 身近な類似種
アゼテンツキ・コアゼテンツキテンツキヒデリコメアゼテンツキ 
 メ      モ
この辺りでは排水路畔(上段画像)、田んぼの休耕田(2段目画像)などの湿った場所に広く生育しています。
小型の株を作る柔かい1年草、全体に無毛です。は扁平で高さ15〜30cm。は2列性、幅2mm内外、基部のは褐色です。
花序は上段 ・2段目画像のように2〜3回分枝し、花序より短いを2〜3個つけます。小穂は3段目画像のように披針形、赤褐色で先が 尖り、長さ4mm弱、鱗片は中肋が竜骨状で長さ約2mmです。
果実(そう果)は倒卵形、3稜があり、長さ0.7mmで、白色を帯び、柱頭は3分岐です(下段画像)。

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