カワラスゲ詳細画像

　メ　　　　　　モ

やや湿り気のある所に生える多年草、この辺りでは上段の画像のように、林縁の農道にしばしば群生が見られます。短い根茎があり、画像のように叢生します。

葉は柔らかく幅3〜6mmで、下面は粉白色をおびています。茎は高さ20〜50cmで、果実の実る時期には倒れます。2段目画像は花茎が十分伸びる前の状態で、完全に伸びると小穂が垂れ下がります。

その他、次の詳細画像頁に示したような特徴があります。詳細画像�@；株基部の鞘は肉桂色で、葉身はありません。花茎には4〜6個の小穂がつき、垂れ下がります。苞は鞘がなく葉状で、花序の高さを超えることはありません。

詳細画像�A�B；小穂は線状円柱形で長さ2〜7cm、頂小穂は雄性または上の方が雌性、淡緑色で、小花がややまばらにつきます。詳細画像�C；雌鱗片の高さは果胞の半分程度、中肋が淡緑色で両側面は白色を 帯び、先端は凹頭で芒状に尖っています。

詳細画像�D；果胞には脈が無く、卵形、長さ3mmほどです。詳細画像�E；そう果は楕円形で、長さ2mm内外。 画像でははっきりしませんが、柱頭は2個です。